トリリンガル育児中。旅好き女のつぶやき

10年前は想像もしなかった 国際結婚×多言語育児×英語教育

旦那の親の面倒って見ないといけないの?

将来の親の介護を考える

 結婚したときは若い両親も年と共に老いていきます。

二人の問題だけでないのが結婚。

国際結婚した時、相手の両親の将来についても考えるのは当然ですよね。

 

私の主人はフランス人なので

ここからの話は相手が西洋人の場合…としか言うことができませんが、

日本の義両親との付き合いとは色んな違いがあります。

最も大きな違いと思うのは

「長男・長女が将来親の面倒を看る」

という日本の考え。

あえて長男・長女と書きましたが、

少なくともヨーロッパには子供が親の面倒を看るということはありません。

そのための二世帯住宅なんてまずありえないんです。

 

子供が結婚したら、第一に優先すべきは子供の家族。

もし親が自分ひとりで暮らせなくなってしまった場合は

親が自分で介護ホームなどに入る手続きをします。

国をあげて、ちゃんとした福祉施設が整っているというのも大きな違い。

「将来は面倒診てね」なんて堂々という日本人の親は

西洋では「子供に迷惑をかけたい親がどこにいるんだ」と白い目で見られます。

 もちろん、親が心配で近くに住む子供の家族もいますし

経済的にどうしても子供の助けが必要になった親もいます。

でも、最初から子供に頼ろうとする親は一人もいません。

 

楽しい青春時代を過ごして

結婚して子供が生まれ

子育てに追われて苦労し

子供がやっと自立して出て行った頃に

先が見えないエンドレスの親の介護…

 どうして日本ではこれが当たり前のような流れになっているんでしょう。

 

でも、自分が日本人ということは変えられないんですよね。

ということは、周りの日本人、日本人の親を理解しないといけないんです。

国際結婚をしても

相手の親の面倒を看る義務はきっとありません。

でも、そういう家庭で育ってきた旦那には

あなたの親の面倒を看ることに協力してもらえることを期待できません。

 

自分の親ならまだ面倒を看ようと思うけど

相手の親の面倒を看るのは嫌だなぁ

なんて考える嫁は珍しくないと思います。

でも、国際結婚をするなら相手に

「一般的な老後」について聞いてみてください。

そして、相手の親の面倒を看るか看ないか、ではなく

自分の親の面倒を看なければいけないのか、を

クリアにしておくことが大事です。

もしそうなら、結婚相手の意見を聞いておかなければいけません。

 

国際結婚という言葉には華があるように見えますが

実際に異文化の人と結婚する場合には

想像していなかった疑問や問題が後から次々と出てきます。

私が直面した国際結婚ならではの事例を

これから、ここで少しずつ紹介していきたいと思います。