トリリンガル育児中。旅好き女のつぶやき

10年前は想像もしなかった 国際結婚×多言語育児×英語教育

ブスとイケメン!?国際カップルがよく言われる理不尽な外見の差

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ブスでも外国人となら結婚できる

…なんて、相当ひどい悪口だと思うんですが

なぜか学生時代からよくこんな話題に触れる機会がありました。

京都で生まれ育ってきたのが原因かもしれませんが

日本人女子×外国人男子のカップルを見かけることは

そんなに珍しいことではなかったんです。

観光客が多いのはもちろんですが、

そのまま京都に憧れて移住してきたり

大学の数では全国7位の上に有名大学も多い京都に留学してきたりで

住んでいる外国人の数も比較的多いのかもしれません。

 

世間知らずの娘がさらに調子に乗っていた中高生時代、

京都市のセンター街を歩いている時に

国際カップルを見かけるたびに

「外国人と付き合う日本人に可愛い人はいない」

という話題に多々触れた記憶があります。

実際、私も主人は初めての外国人の彼氏ではなかったんですが

仲の良い男友達に「ブスでも外国人にはモテるからなぁ(笑)」と

冗談でからかわれた経験がありました。

誰もがそんなことはないとわかっていても、

世間にまかり通ってる変な国際カップルあるある知識な気がします。

 

日本人ブスとイケメン外国人ってどんな顔?

では、日本人の言う「ブス」と「イケメン外国人」って

一体どこに線引きがあるんでしょうか?

輪郭一つ、鼻一つ、顔のどこかの形一つで人間の外見の印象って変わります。

その中でも、最も女子が気になるのはやっぱり

メイクでもマスカラ、アイライン、アイシャドウに始まり

つけまつげ、カラーコンタクトなど

目の周りだけでも使う種類が多種多様です。

そして近年、メイク道具の一つとして当たり前になってきたのがアイプチ

一重まぶたを二重まぶたにする道具ですね。

液体タイプもあればテープタイプやファイバータイプまで種類も様々。

これ一つで、純和風の切れ長目も

お人形さんのようなくっきりお目目になったりします。

このアイプチ人気に火がついたのが私が中高生だった頃。

結局、この頃からカワイイの定義に

薄い顔 < メリハリのある顔

小さい目・一重の目 < 大きい目・二重の目

というのが以前にも増して当然のようになってきたのではないでしょうか。

 

そして、痩せることに力を注ぎまくる日本人女子の憧れるスタイルというと

棒のような細い脚くびれたウエストに対して、豊満な胸

可愛らしいマンガの主人公そのままですよね。

ここからまた、カワイイの定義からぽっちゃり体系が外れてくるわけです。

 

逆に外国人彼氏に外見で求めたいものと言えば

やはり日本人男子にない背の高さ

さらには、なぜか憧れるような外国人の定義に

白人・金髪・青い目

なんてイメージがあったりしませんか?

これってどこから来てるイケメン外国人の定義なんでしょうか?

ディズニーの王子様でしょうか?

 

西洋でモテる顔とは

さて、英語で一重まぶたと二重まぶたを言うと

Single Eyelid・Double Eyelidとなるわけですが

これをネイティブに言っても「?」となります。

一重だ二重だと普通の会話に出てくるのってアジアだけなんですよね。

最も、純粋な外国人であれば一重まぶたになるということがないので当然です。

 

たまに主人と「この人、かわいい(かっこいい)と思う?」という話をします。

それが、面白いほど見事になかなか一致しないんです。

一致するのは、世界的に既に有名になっている俳優や女優など、

誰が見たって外見に非の打ち所がないような人ばかり。

とくに、日本人女性に対しての評価ではほとんど一致したことがありません。

「この人、すごく美人だと思う」

と、テレビを見ていた主人の言葉に顔を上げると、

確かにブスではないが絶賛するような美人でもないと思ったり、

「この人、日本の芸能界でもきれいな女優さんベスト3だと思う」

と私が言うと、主人に「中の上」なんて返されたり。

ところが、日本人男性に対する評価は似たり寄ったり。

 

それに反し、外国人男性に対する評価もまたなかなか合わないんです。

私がキレイな顔立ちと思う男性の顔は

どうやら主人にはゲイっぽいと映ることが多く…

まぁこれは完全に個人の趣味の問題もあるんですが。

一般的な話をすると、日本人女性にもウケやすい

色白で細身で金髪、すらりとした外国人男性

というのはあまり西洋では人気がないようです。

もちろん、これでひとくくりにはできないのですが

西洋で女性に受け入れられないポイントの一つが「色白の男性」

日本人が憧れる外国人男性を考えると

白人がどれだけ色白でも問題ないと思いますが、

日本で色が白いことが女子のステータスになるように、

あちらでは色が黒いことがステータスになるようです。

それも、男女共に。

夏になれば、みんな焼いて小麦色のブロンズ肌にするのに一生懸命。

白人・色白・金髪の男性は西洋では必ずしもモテるポイントではないようです。

 

 日本では女子達が憧れるなりたい顔には

「和顔」「一重」というフレーズがなかなか入りません。

ところが、西洋ではこれこそ「アジアンビューティー」

日本人が皆生まれながらに持っている真っ黒な髪の毛もその一つです。

同じ血同士で子孫を反映してきた日本では

日本人らしさということに飽きてきたのか、

西洋人のようなくっきりとした顔立ちや明るい髪色に憧れる人が多いです。

最近ではハーフのモデルさんやタレントさんの人気がとても高いですよね。

でも、それは西洋でも同じこと。

自分達が持っていないものを美しいと思い、憧れるんです。

 

そしてまた、ガリガリ体系というのは海外では評価されにくいんですね。

細ければ細いほどいいように言われがちですが、

ただでさえ実年齢より幼く見えがちなアジア人でガリガリでは

大人の魅力がなかなか感じられないんです。

太っているのが魅力的ということではなく、

健康的に肉付きが良いのが一番良いということですね。

 

結論、決してブスな日本人が西洋でモテるわけではないんです。

日本では可愛いという定義に当てはまりにくい

ジアンビューティーの部分が

西洋ではエキゾティックな感じで素敵に映るんですね。

実際に、私もとっても美人な日本人妻をたくさん見てきました。

ナチュラルな美しさというものこそ

世界共通の美男美女が持っているものなのかもしれません。