トリリンガル育児中。旅好き女のつぶやき

10年前は想像もしなかった 国際結婚×多言語育児×英語教育

フランス人が嫌いだった私に出来たフランス人の彼氏

女一人旅を楽しんでいたあの頃

ただ一人旅が好きだった独身女子。

旅先で出会う新しい人・風景・文化・食べ物・全てから受ける

刺激を最高に楽しんでいました。

 

f:id:trilingual:20160510201223j:plain

スウェーデンのマルモにて

これ、もうだいぶ前のように感じますがたった2年半前です。

主人も旅人だったことから意気投合して付き合い始め、

ヨーロッパのほとんどは一人旅から二人旅になりました。

でも、まさか自分がフランス人と付き合うことになるなんて

想像もしてなかったんです。

 

フランス人が嫌いになった理由

色々な国籍が集まった8人グループで

ニュージーランドを2ヶ月間、ラウンドトリップをしていた時期がありました。

アジア人は私だけ。

後はヨーロッパ人とアメリカ人が中心でした。

その中にいたのがフランス人のカップル。

その彼女と、私が唯一の女子でした。

私は2ヶ月間、ずーっとその子と仲良くなろうと必死だったんですが

何をせずともすごく嫌われていたみたいで

どんなに頑張ってもそれが報われなかったんです。

旅の空気を悪くしたくなかったので

他のメンバーにも最後まで相談できないまま、

そのグループトリップが解散してから

とりわけ仲の良かった2人に打ち明けました。

そして言われたのが

「フランス人の女の子は、基本自分が一番じゃないと嫌なんだ」

「基本、フランス人は色んな意味で特別。気にするな」

と。

思い返せば、旅の途中で

「Such a French!」(出た、これがフランス人だよ)

というフレーズをよく聞きました。

そのフランス人カップルは周りとの協調性ゼロで

好きなように行動していたことが多かったんですよね。

パリ出身であることをとても誇りに思っていた彼らは

フランス自慢になると止まりませんでした。

それまでにもフランス人の友達はいたのですが

誰ともそこまで深い仲にはなれなかったんです。

その時ふと、これは「フランス人らしさ」そのものが

私には合わないのかもしれないと思いました。

フランス人が苦手だと意識し出したのはそこからでした。

 

フランス人の彼との出会い

実は彼と出会ったのはカウチサーフィンというSNSがきっかけでした。

これについてはまたいつか詳しくお話したいと思います。

まさかのインターネットから始まった出会いだったんです。

旅人同士を繋げるSNSだったんですが

ベルギーで生まれ、ギリシャで幼少期を過ごし、フランスで育った彼は

私がフランス人に対して持っていた固定観念を根本から変えてくれたんです。

フランス人としての視点ではなくもっとインターナショナルな視点で、

本当のフランス人についてたくさん教えてもらいました。

よく知らない相手に対してはとても冷たいことがあっても

本当の友達になれば全身全霊で助けてくれるような一面があったり。

パリに住むフランス人と南フランスに住むフランス人は

日本で言う関東VS関西みたいな空気があったり、性格が違ったり。

フランス人に関する固定観念は、

なぜかどこの国にもあって、それもイメージそのものがバラバラ。

でも、実際に知ろうとすると違うことだらけなんですよね。

結局、そんなフランス人と恋に落ちてしまったわけで。

私の一人旅人生は二人旅人生になったんです♬