トリリンガル育児中。旅好き女のつぶやき

10年前は想像もしなかった 国際結婚×多言語育児×英語教育

子供に対する親としてのポジション

父親は厳しく母親は優しく?

肝っ玉かあちゃんとシャイなとうちゃん

なんて、日本の家庭では結構なベストマッチとして紹介されますよね。

逆に厳しいお父さん、優しいお母さんというのも定番マッチ。

両親のうち片方が厳格である分、

もう片方はそれを優しく包み込む…

というこの違いがあることは、子供にとってとても良い環境だと思います。

 

私は、厳しくいこうと思いながらもなかなか本気で叱れないタイプ。

怒った顔をして声を荒げて見せるんですが、

本心はそこまで怒っていないことを子供に見破られてしまうんですよね。

息子はまだ1歳半になってもいませんが

そんな私を見ているせいか、

既に反省しているフリをしたりします。

 

逆に、主人は怒る時は本気で怒ります。

息子も、父親に怒られた時は反省しているフリではなく

本当に悪いことをしたというのを理解しているのが見て取れます。

でも、悪いことをした時以外は

時間を惜しまず息子と遊んでくれるデレデレパパ。

 

そんな私達ですが、子供が生まれる前

一つだけ夫婦の約束をしました。

それは「親としての相手の判断を尊重すること」

例えば、主人が子供に対して理不尽としか思えない怒り方をしたとします。

でも、私は絶対に子供の前で「それはあなたが悪いわ」と反論しない。

子供が「ママ」と言ってその場で泣きついてきても

「そうね、あなたは悪くないのよ」と子供に接しない。

だからと言って、主人の理不尽な理由に同調して子供を叱ることもしない。

きっと「パパの言うことを聞いて、部屋に行きなさい」と言います。

子供には「父親に叱られた」という結果が残りますが

これで、父親としての威厳は傷つかないんです。

それは逆も同じく、私が叱ることに対して主人はその場で反論しない。

子育てに対する異論は、子供のいないところで後で話し合う。

これが、私達夫婦の間の鉄則です。

 

世界の子育て方法

子育てに正解なんてありません。

でも、私は色々な国で「家族の子育て」を見てきて

海外の子育て方法の中から

自分の育児に良いとこどりを出来たらいいなと思っています。

 

元々子供が好きで、旅人として世界を回っている間には小遣い稼ぎのため

ナニー(ベビーシッター)をちょくちょくしていました。

そんな中で、日本の家族には見ない一面を垣間見ることもあり

あ~これ、いいな。

とシンプルに思ったことが、今母親になってまた思い出されるんです。

今後、少しずつそれを紹介していきたいなと思っています。

f:id:trilingual:20160510162012j:plain

 @オーストラリアのパースにて

国際結婚にもある?嫁姑問題

周りでも珍しくない「嫁姑問題」

時代と共に、問題そのものにも色々な変化が見えてきていますよね。

私は幼少期、母と祖母の嫁姑問題を小さいながらに目の当たりにしていました。

それがあってからか、自分は絶対将来の姑といがみ合いたくないと思い

付き合ってきた彼氏のお義母様たちとは積極的に仲良くしようとしていましたが

まさか、自分の姑になる人がフランス人になるとは思っていませんでした。

 

私のフランス語はまだまだ日常会話には程遠く、

お義母さんは英語が少し話せる程度なので、

コミュニケーションはそんなにスムーズではありません。

ラッキーというべきかどうなのか

そんなわけで嫁姑問題などあるはずもなく、とても仲良くさせてもらってます。

 

でも、私の周りの国際結婚カップルには色々な問題があるようで…

大変そうだと思ったのは宗教の問題。

これは日本でもありえるかもしれませんが

海外では強い信仰心を持って成長してきた人の比率が多いんです。

でも結婚したから改宗しろ、同じ神を信じろという人は

そんなにいないと思います。

ただし、宗教やお国柄へ深い敬意を払わなければ

そこから「あんな嫁…」という風に変わってくることもあるようです。

日本人カップル同士の結婚では

親の宗教は関係ないというパターンのほうが多いと思いますが

国際結婚となると相手家族の宗教と、その風習は要チェックですね。

 

f:id:trilingual:20160510115113j:plain

@クックアイランドのラロトンガ島にて 

 

そして日本人でありすぎるがために受け入れられないかもしれない

旦那と姑との深い繋がり。

日本では「マザコンなんて言われるかもしれませんが

私の主人は週に2~3回は母親に電話をしています。

週に1回になろうものなら、会話は文句からスタート。

母の日と誕生日なんて絶対に忘れられません。

でも、息子が母への電話を面倒くさがるのは

やっぱり日本と一緒だったりするんですよね。

それでもかけるのは、母の気持ちを察してのこと。

大人になっても、子供と親の繋がりは日本よりも深い気がします。

主人が話す内容がもっぱら私の話だったりしても

お義母さんは楽しそうに聞いています。

息子を独占したい気持ちから来ていないというのが十分にわかります。

 

逆に「お世辞」とか「大げさな気使い」というのは存在しません。

遠まわしに言ったり、空気を読まないといけなかったり

これって日本語特有の面倒くささ。

嫁だからと言って何から何まで遠慮する女性はそんなに好かれません。

最も、これは西洋の文化を持つ家族の場合…なので

全ての国際結婚には当てはまりませんが。

私は、嫁姑問題に関しては国際結婚のほうがいくらかも楽だと思いますね。

英語を始めるタイミング

f:id:trilingual:20160509200649j:plain

これはニュージーランドのオークランド市内の街中にある黒板。

Before I die I want to....

「死ぬ前に      をやりたい」

この空欄に誰でも好きに書き込めるわけです。

色々な人が好きなことを書いていて

見た目は結構ぐちゃぐちゃでしたけどね。

 

「ふぅちゃんは英語を話せるからいいよね」

なんて、たまに言われることがあります。

勉強したいんだけどさ…に続く言葉は、

今からじゃもう遅い。

時間がない。

習うにもお金がかかる。

と、結構決まっています。

 

そもそも、私は英語が話せるようになりたくて勉強したんじゃありません。

英語が話せるようになったのはただの結果。

学生時代は文法だらけの英語の授業が大嫌いで

英語を話す自分なんて想像もしていませんでした。

日本人として日本で生まれたんだから日本語だけで十分!と

英語を勉強しなくてもいい理由を語ってました。

 

死ぬまでにやりたいことのリストを作るとしたら

あなたは何をリストに入れますか?

その目的のために、英語って必要ですか?

英語が必要な目的がなければ、勉強する時間自体がもったいない。

じゃあ英語が必要な目的があったら、そのタイミングって

今でしょ!

…なんて、林先生のフレーズが聞こえてきそうですが

私はそうは思いません。

 

外国を旅行したいから英語を学ぶべき?

それならまず旅行をしてください。

旅行目的に勉強した英語なんて、旅行先で早々に役立ちません。

英語を話せないことでもどかしい一面を経験してみてください。

その時話せなかった英語を後から知ったとき、

そのフレーズはそう簡単にあなたの頭を離れません。

 

国際結婚に憧れてるから英語を学ぶべき?

いやいや、日本語ペラペラの外国人が日本にどれだけいますか。

どうして国際結婚=英語なんですか。

英語と恋愛は実際のところほぼ結びつかないと思っています。

愛に言葉なんていらないもんね

とか言いませんが、英語を話せても外国人との恋愛はうまくいきません。

日本語同士だってうまくいかないのと一緒です。

 

出世したいから英語を学ぶべき?

入社後に会社に英語習得を求められたんでしょうか。

それとも英語が出来たら就職活動に有利だと思うからでしょうか。

どちらにしても、英語習得の先に何があるかを考えてください。

英語習得によって成功する出世があなたの夢なら

その会社の学習プログラムに参加しない理由がありません。

でも曖昧な「出世」という目的だけでは

英語を今始めても、なかなか身につかないでしょう。

 

ぐだぐだ書きましたが

英語を始めるタイミングなんてないんです。

あなたがその先にしたいことが一番大事。

英語に限らず、語学習得にはモチベーションが欠かせません。

死ぬまでにしたいといえるくらいの目的の中に英語が必要ですか?

そうなら、英語学習にゴールを設定せず

その目的に向かって走り出してみてください。

本当にその目的を叶えたいと思うとき、英語も自然とついてきますよ。

情報発信、はじめます。

はじめまして、ふぅです。

久しぶりにブログをスタートしました!

学生時代は友人と共有するための日記ブログ

社会人になってからは不満もたらたらのつぶやきブログ

旅人時代は毎回が新鮮な旅ブログ…

どれも、まぁ自己満足のブログだったなぁと思います。

 

f:id:trilingual:20160509191841j:plain

 

これは10年前の私。

30歳という大台を目前に

これまでの半生をゆっくり見返してみると

どこにでもいた夢のない若者の一人だった私の人生は

英語をきっかけに劇的に変わってきました。

 

気づけば

ハロー、ハーワーユー?

くらいしか言えなかった私の日常言語の半分は英語に。

保母さんになりたいけどピアノ弾けないから諦めた~と思っていた私は

TECSOLを取得して児童英語教師に。

食文化の違う人とは絶対結婚できないと思っていたのに

結婚した人はバゲットとチーズを愛するフランス人

いつか欲しいなと思っていた自分の子供が

まさか三大陸の血を受け継ぐ混血児に。

今や、日・英・仏語のトリリンガルを育てようとしているママです。

 

日本人だからわからないこと。

日本にいては気づけないこと。

これって、外に出て経験しないとなかなか理解できません。

でも今までの短い半生の間に感じたことを

次の日本の世代にはよく理解していって欲しいと思うんです。

それを助けるのは、やっぱり私達、今のママ世代

これから成長していくママとして

今まで世界を見てきた旅人として

そして児童英語教師として

今度は情報発信していけるブログを書いていきたいなと思っています。

よろしくお願いします♪